ヒドロシキエグジゾン
ヒドロシキエグジゾン
この物質はなんと昆虫脱皮ホルモンです。 お蚕さんより発見されました。
またこの物質は構造式をみるとわかりますが、ステロイド骨格を持っています。
ということは、、、強壮作用があったりします。
それと容易に想像できるでしょうが、昆虫が脱皮するときに何が起こっているのかを考えるとたんぱく質の合成促進することがわかります。
それを特異的にみると、コラーゲンのヒドロキシプロリンを特異的に増やすことが証明されています。
ということはつまり、ヒドロキシプロリンが含まれるたんぱく質は?
コラーゲンですねえ。
つまりヒドロシキエグジゾンはコラーゲンの合成促進をする物質となります。
ほぼ人間はコラーゲンでできていますので、この働きをもつエクジゾンくんは
とても人類に役に立ちます。
さてさてこのエクジゾンくんが見つかった蚕さんを食べればいいのかと。
いやいやちょっとお蚕さんはようくわんわー
実は植物にエクジゾンが含まれる植物があります。 この点が不思議ですよね。昆虫脱皮ホルモンがなぜ植物にいるのか?
これは永遠の謎でしょう。
含まれる植物はパフィアというブラジル原産の植物です。
もう一つ 牛膝(ごしつ)というヒナタイノコヅチという植物の根に含まれています。
牛膝は専ら医薬品になります。普通は食品には使えません。
残念ですね。