患者さんからの質問
患者さんからの質問
あるとき、いつももらっている薬と処方箋の薬の名前が違うんだけどどうして? 処方箋間違っているんじゃない?と聞かれました。
いつもなら「リバロ2mg」と書いているんだけど、これはぴなんとかすたちんとやらと書いてあるんだけど。あってる?って
たしかにいつもリバロと書いてあってピタバスタチンと書いてあるとびっくりします。
リバロの一般名がピタバスタチンなので間違っていませんよ。 大丈夫ですと説明しました。
しかしこの患者さんなかなか鋭く突っ込んでいます。
どうしてそんなことをするの?
これは厚生労働省がジェネリックの使用を高めるために行っている制度なんですよと説明するも。。。
それがどうしてジェネリックの使用率をあげることになるの? とさらに突っ込みが
ここまで突っ込まれると全部説明しないといけないとおもい、処方箋料から一般名記載により一品目につき50円追加されるんですと説明しました。
病院では処方箋を発行すると680円請求できます。さらにこの一般名の医薬品名にすると50円つきますから、730円の処方箋料となっていますと説明しました。
患者さんは納得はしませんでしたが、理解はしてくれました。 そりゃそうですよね。 ジェネリックを推奨するのに、点が高くなってくわけですから。 どうして患者が負担するんだと。
確かに正論ですわ。
病院の中にはジェネリックが発売されていない医薬品まで一般名で書いてくるところもあります。この50円が取れますから。
他には感冒と診断された患者さんに抗生物質を処方しなかったら800円加算されるというのもあります。
以前から感冒にはウィルスなので抗生物質は効かないとずっと言われていたのにぞっと処方されてきています。 これはそんな加算をしないで、レセプトを拒否すればいい話なんですが、いろいろ事情がおありのようです。
こういう制度を知っておくとどんな病院なのかがよくわかります。 今回のコロナで病院にあまり行かなくなってより病院の選別が進んだのではないかと思います。 患者さんのことを思って対応している病院なのかはよく変わると思います。病院は広告は相当制限がありますから。
風邪のことなら〇〇病院へ!とは言えないのです。 口コミが絶大な影響力がある世界です。
病院に通っている人と、病院の近くに住んでいる人にちらっと聞いてみるとよくわかります。
あとは自己判断でお願いします
薬歴管理料は手帳ありなしで変わる!
あと薬局での費用は基本料金がありまして、病院の目の前にある薬局が一番安いです。 厚生労働省の評価はできるだけひろく病院の処方箋を受け入れる薬局の基本料は高いです。
あとはお薬手帳をもってきているかどうかで薬歴管理料が430円、もっていなければ570円つきます。
ですから一番安く済ませようと思えば病院の目の前にある薬局で手帳をもっていくと一番安いです。
休日加算
あとは土曜や日曜などに薬局にいって薬もらうと休日加算が400円つきます。 緊急でなければ平日に行った方がいいです。 加算のポイントですが、処方箋を薬局に出した日時となります。
結論
価格だけで話したら、平日の昼間に手帳をもって病院の眼の前の薬局で薬もらうのが一番お値打ちです。
そうでなければ、接客のいいところ、質問にきちんと答えてくれる薬剤師を選んで、かかりつけ薬剤師になってもらうのがいいです。