ファロー四徴症(しびしょう)
ファロー四徴症
薬局にはさまざまな患者さんがやってきます。 生活習慣病は別としても、生まれつきの疾病を抱えて生まれてくる病気の1つにファロー四徴症があります。
心室中隔欠損、肺動脈狭窄、大動脈騎乗、右室肥大の状態になっている症状をいいます。
心臓に欠陥があって、元気に動き回れない状態で、太鼓バチ状の指をなすことがあります。これは指先に酸素が十分にいかず変形してしまうのです。
数回にわけて手術をしていくそうです。 小さいのに大変です。
でもお母さんからしたら、死産ではないだけまだ幸せだということでした。 確かにそのような状態でも、死んでいないのですから、その分生命力が強いのでしょう。
このような患者さんに会う度に、泣きそうになりますが、立場上泣くわけにもいかず、、、。
帰ってからバックヤードでこっそりすすり泣き、手術の成功を心よりお祈りしています。
健康は病気にならないと自覚できませんが、このような職場は健康であっても健康が自覚させていただけますので、ありがたい限りです。