咳には種類があるの?

咳には種類があるの?

 

 

咳には2種類あります。 中枢性の咳と末梢性の咳です。

 

 

 

【中枢性の咳】

通常風邪をひいて咳が出るのはこの中枢性の咳です。 風邪が治りきらなくて咳が残ってしまう場合があります。

いったいなんのこっちゃですが、中枢性というのは脳みそから異物が入ったら、咳をして異物をだしてねという指示がいくことをいいます。 中枢というのは脳みそのことです。

 

【末梢性の咳】

では末梢性の咳はというと、一過性の喘息です。脳みそは関係ない咳です。 膝をたたくと反射で足がポーンと跳ね上がりますが、あれと同じ仕組みです。

 

 炎症が通常なら喉でとまるのですが、体力が低下していたり、免疫力が低下していると、のどで止まらず、気道にまで炎症が広がってしまい出る咳です。この炎症が慢性化すると喘息になります。

喘息まで悪化すると、気道が狭くなり、ヒューヒューと変な音がしたりします。

 

この末梢性の咳は一過性の喘息なので、病院でも見逃されてしまうのです。

この咳を放置しておくと、風邪の咳から一過性の喘息を経て喘息へ進行してしまいます。

 

この咳のやっかいなところは、昼間はほとんど咳がでないところです。 朝起きる時と、夜寝ようとする時に連続する咳がでるのです。ですから病院でも見逃されてしまうのです。 

 

これがこの咳の特徴です。 人は交感神経と副交感神経に支配されており、朝起きると時には、副交感神経から交感神経に切り替わるので目が覚めるのです。

寝るときは交感神経から副交感神経に切り替わるので眠れるのです。これが切り替わらないと、朝起きられない、夜眠れなくなります。

 

神経伝達物質でいうとアドナリンが交感神経刺激物質で、アセチルコリンが副交感神経刺激物質となります。

 

アドレナリンは怒ったり、腹が立ったり、戦闘態勢の時に活躍する物質です。

 

アセチルコリンはリラックスしたり眠ったり、食欲を増進させたりする物質です。

 

この伝達物質が一日で切り替わるのが2回あります。 朝と寝る時です。

 

朝はアセチルコリン優位からアドレナリン優位に切り替わるので目が覚めるわけです。

 

夜は逆で、アセチルコリン優位になるので眠れるのですね。

 

ではなぜそのタイミングの時だけ咳がでるのか?

 

それはタキキニンと呼ばれる神経ペプチドが炎症により分泌されて刺激するからです。

 

このタキキニンというペプチドは、作用は弱く、アセチルコリンやアドレナリンが存在していると働けません。

 

しかし、切り替わる朝と寝る時だけはアドレナリンとアセチルコリン影響力がなくなります。 

この時だけタキキニンが機能するのです。 その結果喘息のような咳がでるのです。

 

 

もし朝、寝る前に咳がでるような症状があったら、病院では咳がでるのですだけでは中枢性の咳止め薬になってしまいますので、「喘息みたいな咳がでます」と先生に告げてください。

 

先生は喘息と聞くと、頭が切り替わりますので、末梢性の咳止めである喘息の薬をだしてくれます。 

 

くれぐれも放置してはいけません。 大人喘息に発展します。 そうなると吸入ステロイドを日常的に使わないといけなくなります。

 

病院に行けないときは薬局で販売している薬は、麦門冬湯(ばくもんどうとう)やアストフィリン、アスクロンが効きます。 

 

一番おすすめは麦門冬湯です。お湯で溶いてのどを潤しながらゆっくり飲むのです。 漢方は急性症状には効かないという常識がありますが、この薬は急性症状にも効果があります。

 

これは製薬業界でもあまり知られていませんが、オフィオフォゴニンという天然ステロイドが入っていて強力に炎症を抑えてくれるのです。

 

すごいですね。