零売とは何か?

零売とは何か?

 

最近大阪を中心に零売をする薬局が増えてきているとの記事を読んで、若い薬剤師に話しかけてみた。 

「零売???なんですかそれ? どういう意味ですか? なんで零売というのですか? 」と質問攻めにあった。

 

私も零売って理由を考えていなかったので調べたら、零というのは小さいという意味があり、日本では薬だけの範囲になってしまっているが、零売というのは小分け販売の意味なんだと初めて知りました。

今でも残っている言葉は零細企業の「零」というのは「ゼロ」ではなく「小さい」という意味です。

 

薬剤師が処方箋がなくてもきちんと症状を聞いて、必要な薬を販売する制度です。

この時に住所や氏名、症状など必要な項目記録しておく必要があります。これを大阪の薬局は会員制としているところがうまいですねえ。 

会員制なら、連絡先とかは登録されているわけですから、一回目は面倒でも2回目からは聞かれません。 

 

つまり薬局にいけば、症状をきき、薬剤師が診断して、処方を考えて薬を販売することが可能なのです。

 

たかだかカロナール10錠をもらいに、病院に行って受診料、処方箋料を500円から600円払って、

さらに薬局にいって、調剤料、薬歴管理料、薬剤料を600円から800円払うわけです。

合計で1100円から1400円くらい払ってやっとカロナールが手に入るのです。

3割負担ですから、3300円から4200円が病院と薬局の懐に入るわけです。

 

あと時間を考えてください。病院に行ってスムーズにいっても病院で1時間、薬局で30分かかれば

1時間半くらいかかってしまいます。

 

時間とお金をかけてこれでは本当にもったいないと、皆さんが気付いてきたのでしょう

零売してくれる薬局なら、カロナール10錠なんて500円から600円くらいで売ってくれるかな

それも数分で終わります。

とても便利です。 それに保険も使いません。 社会的に安くて済みます。

 

 

 

さすがに処方箋薬である、抗がん剤、抗不安剤、抗精神薬、糖尿病系、抗生物質はだめですが、鎮痛剤、風邪薬、ビタミン、漢方系、外用剤などなど販売できる非処方箋薬はたくさんあります。

 

零売薬局なら、私もやってみたいな。 自分で判断して調合できるので。 それが本来の薬剤師だと思います。

 

医者の範囲は症状を聞いて、診断するところまでが仕事です。

 

診断された後は患者さんの検査値や都合を聞いて1日2回がいいのか3回がいいのか、錠剤がいいのか、液剤がいいのか、薬をどう決めるのは薬剤師の仕事です。

 

明らかに医者の仕事が薬剤師にまで侵食していると私は感じます。