オリーブの葉の抽出物は、細胞増殖の阻害とアポトーシスの誘導を通じて神経芽細胞腫に対して抗腫瘍効果があります

オリーブの葉の抽出物は、細胞増殖の阻害とアポトーシスの誘導を通じて神経芽細胞腫に対して抗腫瘍効果があります

Nutrients. 2021 Jun 24;13(7); pii: 2178.

 

2021年6月24日の論文です。

 

 

高リスクの神経芽細胞腫患者の予後は依然として不良であり、新しい治療戦略が望まれています。

オリーブ葉エキスはフェノール化合物で構成されており、その健康に有益な効果が報告されています。

ここで、オリーブ葉エキスの抗腫瘍効果は、

(i)細胞生存率の低下に関して神経芽細胞腫細胞株のパネルでinvitroで調査されました。

(ii)細胞周期停止による細胞増殖の阻害。

(iii)アポトーシスの誘導;

(iv)細胞遊走の阻害。

 

さらに、オリーブ葉エキスを化学療法トポテカンと組み合わせることによる細胞毒性実験も実施された。 オリーブ葉エキスは、2Dおよび3Dモデルにおいて、時間および用量依存的に神経芽細胞腫細胞の細胞生存率を低下させました。

 

オリーブ葉エキスに曝露された神経芽細胞腫細胞は、細胞増殖の阻害を受けました。これは、G0 / G1期の細胞周期進行の停止と、アポトーシス死に特有のサブG0期の細胞の蓄積を特徴としました。

これは、アネキシンV +細胞(アポトーシスに特有)の用量依存的な増加と、カスパーゼ3および7のタンパク質レベルのアップレギュレーションによって確認されました。さらに、オリーブ葉エキスは神経芽細胞腫細胞の移動を抑制しました。

 

最後に、化学療法トポテカンの抗腫瘍効果は、細胞生存率の低下という観点から、オリーブ葉エキスとの組み合わせによって大幅に強化されました。

 

結論として、オリーブ葉エキスは、細胞の増殖と移動を阻害し、アポトーシスを誘導することにより、神経芽細胞腫に対して抗腫瘍活性を示します。

 

神経芽細胞腫:小児がんの一種

 

小児がんに効果があるばかりか、抗がん剤のトポテカンとの併用でも相当効果があるのですね。 日本では絶対に行われない実験です。 さすがスイス!