テトラヒドロキシスチルベングリコシド(TSG)はミトコンドリアエネルギー代謝を調節することにより老化H9c2細胞における再灌流障害に対す…

テトラヒドロキシスチルベングリコシド(TSG)はミトコンドリアエネルギー代謝を調節することにより老化H9c2細胞における再灌流障害に対する一過性低酸素症の影響を回復させる

 

Evidence-based Complementary and Alterative Medicine Vol.2018 page.Null(2018)

 

テトラヒドロキシスチルベングリコシド(TSG)は歴史的に抗老化剤として広く使用されている有名な漢方薬、何首烏から抽出される。多くの研究はTGSが学習と記憶及びシナプス可塑性の改善のような脳に対する利点を示するという証拠を与えた。さらにテトラヒドロキシスチルベングリコシド(TSG)の多価フェノール構造は、アポトーシスとROS/RNS発生を減少させることによって、脳虚血/再灌流障害を予防する能力を可能にする。その抗酸化プロファイルにより、テトラヒドロキシスチルベングリコシド(TSG)は生化学的指標とROSを調整することにより心臓毒性を軽減することが示されている。しかしながら、テトラヒドロキシスチルベングリコシド(TSG)がIRIにおいて重要な役割を果たすミトコンドリアエネルギー代謝機能を介して心臓保護効果を示すかどうかは不明のままである。ここでは一過性低酸素前処理低酸素/再酸素化(H/R)傷害およびミトコンドリアエネルギー代謝に与えるテトラヒドロキシスチルベングリコシド(TSG)の影響を評価するため、心筋細胞のin vitro老化モデルを用いた。結果はテトラヒドロキシスチルベングリコシド(TSG)が過剰なROS生産とカルシウム過負荷を低下させることにより、H/Rに対する一過性低酸素の心臓保護効果を増強することを示した。ミトコンドリア呼吸機能およびケトン体代謝の有意な改善はテトラヒドロキシスチルベングリコシド(TSG)がミトコンドリアエネルギー代謝のアップレギュレーションを介し、老化心筋細胞におけるH/R傷害に対する一過性低酸素の影響を回復することを明らかにした。

 

ROS:活性酸素種 RNS:活性窒素種  生体に酸化ストレスを与える因子。 老化との関連が指摘されている

* 脳虚血/再灌流障害:血流が止まることで酸素不足(虚血)になっていた組織に、血流が復帰(再灌流)することによって起こる障害のこと

IRI: 血中インスリン値

アップレギュレーション:神経伝達物質やホルモンなどへの応答能が増大すること

*老化H9c2細胞:凍結ゾンビ細胞

 

余りにも専門的過ぎて理解はこんなですが、何首烏が不老不死の薬として中国では有名なことは事実。天然物は先に事実があって、科学が後から追いかけているのが現実です。TGSがミトコンドリアエネルギー代謝にかかわっていることも驚きですが、ここにかかわっているというこは基礎体温、免疫にも影響してそうですねえ。