テトラヒドロキシスチルベングリコシドはアポトーシス誘発脱毛を効果的に予防する

テトラヒドロキシスチルベングリコシドはアポトーシス誘発脱毛を効果的に予防する

 

BioMed Research International Vol.2018 Page.Null(2018)

 

毛髪損失に対する何首烏(Reynoutria multiflora)の影響は広く認識されている。 テトラヒドロキシスチルベングリコシドは何首烏の主成分である。しかしながら、毛髪再生におけるその役割は確立されていない。テトラヒドロキシスチルベングリコシド(TSG)の毛髪成長促進活性を評価するために脱毛したC57BL/6Jマウスを2週間、生理食塩水、テトラヒドロキシスチルベングリコシド(TSG)、ピフィトリン、ミノキシジルで局所的に処理した。 この研究では、P53、カスパーゼー3,活性カスパーゼー3,およびカスパーゼー9がウエスタンブプロット分析により人およびマウスの皮膚で明らかにアップレギュレーションされていることを同定した。 テトラヒドロキシスチルベングリコシド(TSG)で処理した脱毛マウスは顕著な毛髪再増殖を示した。 テトラヒドロキシスチルベングリコシド(TSG)マウスではTUNEL+細胞も減少した。 これらの変化はFas,P53,Bax,活性カスパーゼー3、およびProカスパーゼー9活性の阻害を伴った。これの結果はテトラヒドロキシスチルベングリコシド(TSG)が毛髪損失に対して大きな毛髪再増殖効果を発揮し、これはおそらく、P53,Fas,およびBax誘導アポトーシスの阻害により仲介されることを示した。

 

*ピフィスリン:2-(2-ルミノ-4,5,6,7-テトラヒドロベンゾチアゾール-3-イル)-1-p-トリルエタノンヒドロブロミドのことで、p53遺伝子の阻害剤

*P53遺伝子:細胞内でDNA修復や細胞増殖停止、アポトーシスなどの細胞増殖サイクルの抑制を制御する機能を持ち、細胞ががん化したときアポトーシスを起こさせるとされる

*カスパーゼ:細胞にアポトーシスを起こさせるシグナル伝達経路を構成する、一群のシステインプロテアーゼ

*Fas:ヒト 線維芽細胞