中国と日本での文化の違い
土楼社会と村社会
中国人と仕事をしていて大変驚いたことがあります。
それは、友人の線引きです。 日本でいえばおせっかいですが、中国のおせっかいは程度を超えてると思います。もちろんいい意味ですよ。
日本ではいくら仲良くなっても、家族にはなりません。
しかし中国では友人になると家族になってしまうのです。
家族の定義
では中国における家族とは何か?です。
家族の定義が日本と異なります。日本で家族というと血縁のことを意味します。 家という考え方で家を守るという考えです。
しかし中国では血縁ももちろん大切ですが、ともに暮らす仲間という概念があります。それは生活の面が大きいでしょう。 中国は「土楼」という共同住宅で数百人が同じ設備で生活し、さまざまなものを共有して生活してきた文化があります。 現在も残っていて世界遺産となっています。
土楼
土楼
この土楼で住む人たちは血縁関係のない家族もいます。
しかしここに住む以上中国での家族として、お互い助け合って生きてきました。 中国にはこのようなすばらしい文化があり、今も心に根づいています。
日本の農村
日本の農村
日本でいうと70年代の企業の家族経営的に見えます。 今は家族経営の企業はすっかりなりを潜めてしまいましたが。
日本はこの村ではともに助け合って生きてきました。 ただ村人だからとともに住むことはありません。ともに住むのは血縁関係者だけです。
村社会と土楼社会。 隣同士なのにこれだけの違いは実に興味深いです。
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