しそ(和方医学)
しそ(和方医学)
シソには青シソ、赤しそがあります。
青シソは刺身に添えられていますが実は意味があるのです。 気の利いた料理屋さんではシソの花もつけてくれます。 シソの花を醤油に入れて、刺身と花で味を楽しみます。
さらにシソには強力な殺菌作用があります。 生食は食中毒が一番起こりやすいので衛生面を気を付けないといけません。 さらに殺菌作用があるシソをそえて食中毒を防ぐようにしているのです。
おまけに大根のつまがありますが、これは消化酵素が含まれていて消化を助けてくれます。
なお青シソが医薬品で使われることはないです。
赤しそは梅干しの色付けに使用します。あかしそにはアントシアニンというブドウと同じ色素が含まれていて、このアントシアニンが梅のクエン酸と反応して赤く発色します。 クエン酸には疲労回復や殺菌作用があります。 また赤色というのは食欲増進させる色調なので食欲増進作用があります。 日本人なら赤い梅干しを見るだけで唾液が出てくると思います。
おにぎりに梅干しを入れるのは梅干しの殺菌作用でおにぎりを腐敗から守ってくれているのです。
赤しそは中国では紫蘇といい、食中毒の特効薬として重宝していたとの話もあります。
赤しそは抗炎症、抗ガン、解毒、抗菌、抗アレルギー作用があるといわれいます。
最近は抗アレルギーの機能性表示食品素材として赤しそエキスは販売されています。
また赤しそは「参蘇飲」という漢方でも使用されています。これは体力がない胃腸虚弱の高齢者の風邪に応用されます。 漢方でも使われているとはね。
あとは香蘇散にも使用されていて、これは大昔のベンザAに配合されてたそうです。 解熱薬のアレルギー低減に効いてたかもということでした。 香蘇散は風邪の初期や血の道症に使用されています。 抗アレルギー作用が強いのでアトピーにもいいかもしれませんね。