半沢直樹
半沢直樹
8年ぶりの登場で部長の半沢さん。 毎回ビデオにとって次まで3回は見ていました。 なんというか胸に響くというか、いつもすすり泣きをしていました(笑)
頭取の立場や過去の傷、将来を十分に考えて、半沢さんにも教育を含めて経営していくなんていうのは、舌を巻いてしまいました。 本当にすごい。 本当にこんな頭取が世の中にいるのかな。いるならついていきたいと思いました。 経営道というまでのお方だなあと思います。 そうでなければ半沢さんはとっくに潰されておしまいです。
楽しい2か月でありました。 今でも思い出すと目がうるうるしてきます。
よく考えると半沢さんまではいきませんが、私も近いものがありますねえ。 それはお客様のことを考えているからよく衝突しました。もちろんビジネスですから損をするような取引はだめですが、そうでなければ、お客様の立場を理解して仕事をすべきです。 この点は私はすばらしい上司からよく教わりました。
相手の立場にたってはいけないが、立場を理解して仕事しなさいと。 立場を理解することと立場に立つことはまったく次元のことなることだからと。
お客さんに接待漬けにされて、なんでも引き受けてしまう営業マンはまさに立場に立ってしまうケースです。
私もお酒は好きですが、接待にはこのように指導されました。 わが社は接待を伴う営業活動はしません。
その理由はお金を使って営業した場合、ずっとお金を使いつづけないと売れくなる関係になるからです。
お金を使わないで売れるようになれば、ずっとお金を使わないで売れていきます。
その代わりに、お客様の喜ぶ情報を持っていきなさい。 その情報は新聞切り抜きでも、文献検索でもなんでもいいです。 そのためのお金であればどんどん使っていいですって。
これは接待は個人の利益であるが、情報は会社の利益につながるという考えなんでしょう。
お客様もこの点は十分に理解しています。 会社の発展を考えている社員は、接待よりも情報を必要としているからです。
自分がやりたいことをサポートしてくれる営業員を常に探しています。
価格で困っているのか、品質で困っているか、成分で困っているのか、ネタで困っているのか?
話が大きくなればなるほど長期的に付き合ってくれる営業員を探しています。
だから、お客さんも多少宿題をだしてみて、反応を見ていると思います。 自分が振ったネタにどこまで真剣に早く対応してくれるのかを。
このような難題をさらっと社員にいってしまう経営者でした。
また上司に逆らうからという理由で左遷とかはしませんでした。 むしろ逆らう社員は奨励していました。
ヘルメットのブランドSHO〇Iさんの元社員から聞きましたが、倒産したのは社長の周りにイエスマンばかりになってしまったので、正確な情報が伝わらず判断を見誤ったんだとこっそり教えてくれました。裸の王様になっていたのでしょう。
このような権力に巣くうイエスマンは吐き捨てるほどいますから、それが根っから嫌いだったんでしょう。
権力って怖いです。
話がそれてしまいましたが、更にお客さんとご飯行くときは、割り勘で行きなさい。
割り勘でお客さんとごはんに行ける関係になったら、接待してもいいですと。
ここまでの関係となったら常に割り勘か、個人的におごりおごられの関係になります。
最近では大手ほど、接待は断るし、ごはんに行くなら割り勘で行くケースが多いと感じます。
私が感じた結論は、立場を超えて、ピラミッドの組織ではなく、横の関係をいかに構築していくのかがポイントになっていきます。
ですから縦割り社会は終わり、横に手をつないで、自分たちの得意分野を出し合い、オープンでいかに関係を築け、お互いにハッピーになっていけるのかです。
また次の半沢直樹を楽しみにお待ちしております。