非認知能力とは何か
非認知能力とは何か
認知能力とは記憶力、論理、IQで測定できる能力のことです。 日本の教育はこの認知能力に基づいて教育されて、評価されています。
非認知能力というのは今の学校ではまったく評価されない能力となります。もうすこしわかりやすい表現方法はないのだろうかと悩んでしまいますが。
その非認知能力とは?
2つあって1つは自分の内面の力です。もう一つは人とかかわる力です。
では順を追ってみていきましょう。
【自分の内面の力】
●自尊心(自分の人格を尊重する気持ち) これは大切ですねえ。
●自己肯定感(ありのままの自分を受け入れること) 日本人にはあまりいないかもしれません。
●自立心(人の手を借りずに自分でやり遂げようとする気持ち)
●自制心(感情をコントロールする力)
●主体性(自分で考えて行動し責任を取ること)
●挑戦意欲(困難なことに立ち向かうこと)
●粘り強さ(あきらめないでつづける力)
●回復力(失敗しても立ち直り、前進する力)
確かにこれは測れないです。ですが確実に存在します。私は子供を育てるのに、これらを特に主体性を強く持つようにしていました。 それくらいですね。 後のことはそうなんかと思うだけです。
【人間関係能力】
●協調力(人と折り合いをつけながら物事を進められる能力)
●共感力(人の気持ちを理解して寄り添える能力)
●思いやる能力(相手の立場を理解して考える能力)
●社交能力(意見の違う人も受け止めてコミュニケーションできる能力)
●道徳力(人として道徳心を持っていること)
これも測れません。しかし、社会に出るといろいろな人がいますから、その中でうまくコミュニケーションをとれるかどうかが人間社会で生きていくうえで必要な能力です。
組織でうまく立ち回れる人。 なぜか営業でたくさん売ってくる人。 あの人に言われるとなぜか納得してしまうなど、たくさんのシチュエーションがあるかと思います。
また普通に話しているのに相手を怒らせてしまう。部下がみな辞めてしまう。上司に嫌われてしまう。
この人と関わる力というのは俗にいう「人たらし」の方だと思います。
皆さんはどうでしょうか? この自分の中の能力、人間関係能力。偏差値もないし、5段階評価もありません。
しかしいずれ評価できる時代が来るかもしれません。