梅 和方医学

梅 和方医学

 

梅ほど日本人の生活に溶け込んでいる生薬はありません。

 

学名:Prunus mume バラ科

 

あれだけ酸っぱいものを食用にしているとは日本人の工夫は感嘆するしかないです。

 

梅酒

焼酎につけて梅酒。これは古いものほどコクがでてきて味わいがあります。

おばあちゃんが良く作ってくれました。 私は漬かっていた梅を食べるのが楽しみでした。

 

梅干し

塩につけて干すのですが、スーパーで販売してるのは梅漬けです。 梅干しではないです。

 

烏梅(うばい)

梅を燻製にしたものです。でも私はこれは梅の黒焼きではないかと思います。

中国では医薬品として使用されています。杏蘇散(たん、咳)、椒梅湯(虫下し)です。 とてもレアな処方です。日本ではほとんど販売していません。

 

成分はクエン酸が豊富に含まれており、疲労回復、肩こりに使われます。 本当にクエン酸って、肩が楽になるんですよね。

 

梅肉エキス

梅肉エキスはまたまた成分がムメフラールといい、構造式まで判明しています。 これは梅酒や梅干しではなく、梅肉エキスをじっくりコトコト煮ることで生成される物質です。

この主な作用はどろどろ血液をサラサラ血液に変えてくれることです。 医薬品であれば脳梗塞や、心臓にステントが入っている人が飲まなければいけないバイアスピリンやクロピドグレルなどの血栓防止薬と同じ作用です。

すごいですね。

 

梅の黒焼き

今はほとんど見なくなりましたがまだまだ流通していることを確認しました。

江戸時代から明治にはたくさん黒焼き薬の種類があったのですが、ほぼ今は絶滅状態です。

 

食品添加物としての梅干し

今はあまり見なくなりましたが、日の丸弁当、梅干しのおにぎりがあります。 これは食品添加物の作用の作用で防腐作用がありますので梅干しおにぎりは腐敗しないのです。

 

本当に万能な梅。 日本人の古(いしにえ)の智慧です。まさに和方医学です。

 

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