エメットの法則

エメットの法則

 

これは仕事を先延ばしすることは、直ぐにかたずけることより倍の時間とエネルギーを要するという法則です。

 

エメットリタさんという経営コンサルタントが本まで出版して、愚図な人に注意喚起しているそうです。

20年くらい前の古い本ですが内容は古くなりませんね。

 

本のタイトルは「The Procrastinator’s Handbook: Mastering the Art of Doing It Now」です。日本語訳も出ています。 タイトルは「今やろうと思ったのに!」です。 どっかで聞いたようなフレーズです。

西田敏行さんがでていたCMでした。

 

これは私は測ったことはないですが、私の知人に見事に先送りしている方がいます。今やればすぐ終わるのにどうして今やらないのだろうかとよく疑問に思ったものです。(今なら理解できます。おそらく時間管理マトリックスを使い、重要度、緊急度に振り分けて判断していたのでしょうね)

 

先送りした結果倍ではすまず、私の感覚では2倍ではなく5倍くらいの労力が必要ではないかと思いました。会社組織でこれをやってしまうと、マルチタスク的に先延ばしした仕事が舞い戻ってきて、催促されることになりました。 時にはお客さん、時には上司、時には行政などから矢のような催促です。

 

本人は気が付いていないでしょうが、こういったことを続けていると何が起こるかというと、その人本人の信頼度が低下し、信頼から信用になり、いきつく先は不信につながります。 ここまでくると組織上では出世できないし対外的も信用を落としているので、先はないでしょう。

 

私が知っている工場では、注文がお客さんから入ると、納期から逆算していつから作り始めればいいのかと考えていました。 レストランの厨房では熱々の料理を食べてもらいたいでしょうから、それでよろしいかと思います。

 

しかし工場では使用期限も年単位であるのに、どうしてレストランの厨房のように考えるのかが謎でした。

今から思うと先送りをしていたということなのでしょうかね。そう思うとまあ理解できます。

 

このような工場運営であるために、つねに納期はひっ迫し、出荷業務は火の車です。製造上でミスが起これば即納期延長となります。もっと前もって製造しておけば問題ないでしょうし、さらに前もって出荷もできるのです。

 

会社にもよりますが、運送業者さんの倉庫も短期ですが、無料で使用できます。どういうことかというと、たとえば納期が4月20日着の場合、通常19日出荷、20日着となります。しかし運送業者さんによっては出荷日を入れて1週間前から受け取ってくれるサービスがあります。運送業者もギリギリで出されるより、多少余裕をもって出してもらったほうが助かるのでしょう。この1週間を無料の出荷倉庫と考えるととてもお得に感じます。また納期は前もって出しているためよほどのことがない限り遅れることはないですし。

 

 

作為的に先延ばししたとしても、そうでなく先延ばしになったとしても、いずれにしても近い将来の損失になることは間違いないです。 

 

労力だけの損失ではありません。 目に見えない「信用」、「信頼」を失う損失もあります。

 

この信用、信頼を失うのは大変大きな損失です。 すぐに数字で見えてはきませんが、じわじわと数字に表れてきます。気が付いた時にはもう手遅れの可能性大です。

 

 

私も自分自身先延ばししている案件がないか振り返ってみます。

 

 

 

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