腹八分に医者いらず(和方医学)
腹八分に医者いらず(和方医学)
日本のことわざには意味深なものがおおく、また医学的なものもたくさんあります。
医者と味噌は古いほどいい
風邪は百病の元
薬も過ぎれば毒となる
薬よりも養生
などなどたくさんあります。
日本の皆保険が1961年から導入されるまで日々の生活に注意して、食べすぎない、風邪をひかないようにひかないように注意して生きていました。
それまでは医者にかかるのは自費ですから、お金持ちしか医者にかかれない状態だったのです。
この「腹八分には医者いらず」というのは今の現代人にはとても重要なことわざと思います。
一日3食が基本で、朝食をたべて、ランチ、夕食は食べ放題の焼肉みたいな生活です。仕事は野外で体を使うことはなく、ディスクワーク中心の生活です。
日本人の一日必要カロリーは2000キロカロリーと言われていますが、ディスクワーク中心の生活ではだいたい1600キロカロリーです。
この消費カロリーのまま摂取カロリーが3食もたべると完全にカロリーオーバーです。 そりゃ太ってきます。
でも病院、健康診断ではちゃんと3食食べるように指導されますし。3食が正しいと思っています。しかし指導する側からすれば悪気がある訳ではないです。
この「腹八分には医者いらず」は今は完全に忘れられてしまっていることわざです。
また医者からしても、カロリーオーバーでたくさん食べてくれれば、肥満になり、脂肪代謝異常、高血圧、糖尿病と生活習慣病になります。
このような病気になれば、3種類から5種類くらいの薬を飲むことになります。 さらに進めば、不整脈、動脈硬化とか様々な病気になっていき、さらに薬が増えていきます。 薬の飲みすぎで胃腸薬も出されます。
腹八分には医者いらずを実践すれば、生活習慣病に関する薬は飲む必要はありませんが、医学部では病気になってからの勉強はしていますが、予防医学に関してはカテゴリーがありませんから知りません。ですからたいてい一生飲んでくださいと言われます。中には自分で勉強して、健康指導までしてくれる病院もあります。 そ
生活習慣病の本質的な原因は食べすぎです。自分の消費カロリー以上に食べてしまうからです。
しかしおいしいものをたくさん食べたいというのは食への本望ですから気持ちはわかりますが、私は基本的には1食です。
週に1回はプチ断食をしています。 プチ断食は意味がないと思っていましたが、
空腹を16時間以上するとオートファジー機能(体の掃除屋さん)が動くと知ったから、なるべく空腹感を持続するようにしています。
夜19時に食事をしたら、朝食を抜けば16時間はクリヤーできます。
問題なのは空腹に耐えられるかです。空腹は血糖値が下がってくると感じるようになっています。 しかし空腹でも食べ物をたべないと、肝臓からグリコーゲンを分解して血糖値を高めてくれます。 それでも空腹を感じてきたら、こんどは脂肪を分解してブドウ糖を合成してくれます。
ここまで空腹が我慢できたら、OKです。 体の仕組みってすごいですね。 血糖値が低下してしまうと、震え、冷や汗、昏睡、最悪死亡してしまいますから、バックアップ大切がすごいです。
究極の調味料は空腹です。 腹減っていたら何を食べてもうまいですから。
「腹八分には医者いらず」いいことわざです。 今一度このことわざを実践してみるのはお金もかからない、むしろ節約できますからぜひおすすめいたします。
すくなくとも空腹にならないとご飯食べないというルールでも大丈夫です。
朝だから朝食、昼休みだからランチ、夜だから夕食と、空腹でもないのに食べるのは相当まずいですので一度考え直したほういいと思います。