柿渋とは
柿渋とは
柿渋ほど日本で利用されてきたものはないでしょう。
桃栗3年柿8年。 柿は8年もたたないと実を付けません。 すごい長いですねえ。
柿渋ってなんなんでしょうか? それは担タンニンです。
作り方: 青い未熟な柿を粉砕圧搾し発酵させて作ります。 成分は何かというとタンニンです。
渋のことです。渋柿はフレッシュのままですと渋いですが。干し柿にすると、タンニンが重合して渋みがなくなります。
近年この柿渋が新型コロナウィルスをやっつける作用があることが分かったそうです。
もちろんウィルス、細菌にもタンパク質をくっつくことで不活化してくれます。
1000年以上前から使用されており漆の下塗りや、着物の染め物に使用されていました。 ほかには防虫効果、防腐効果、防水効果があります。
まさ清澄剤として日本酒の脱タンパクとして使用されています。 またシックハウスにならないというので塗料にもつかわれつつあります。
あとは柿渋石鹸も殺菌目的で販売されています
日本人は身近にあるものを創意工夫して様々な形で領してきたのですね。
めちゃくちゃ複雑なタンニン
まさに和方技術です。 柿渋の応用範囲の広いこと。