ナラティブベイストメディスンとは何か
ナラティブベイストメディスンとは何か
私はこの単語は最近知りました。 ナラティブなんて単語知りませんでした。 簡単には物語と言われますが、書籍を読む限りそんな簡単なことではなく、その人の考え方、生きてきた背景、立場などなど徹底的に話してもらい、ベストな治療を行う手法でした。 こんな本を臨床医が執筆しているなんて仰天です。
現代の日本ではとてもナラティブのかけらもありませんが、そのような臨床医が出現してきていることに私は日本の医療に希望を持ちました。 真剣に向き合っているドクターは違いますね。
現代の医療は申し訳ないですが、対処療法にとどまっており、実際の原因を追究するまでいっていません。
対処療法も大切ですが、いつまで飲むのかという質問に対して「死ぬまでのんで」という回答を現場ではしています。
病気には原因があります。体はこのまま生きているとやばいよということで病気という信号を送ってくれます。 せっかく送ってくれた信号を薬で対処療法で消してしまうことが是か非か?です。
発熱は現場では安易にさげないことが最近は是となってきています。よほど熱が高くて眠れないとかであれば使うとう考えです。せっかく発熱して免疫力をあげて体が戦ってくれているのに、解熱して力を弱めてしまっては何もなりませんから。
今日は顎関節症の患者さんがドクターに顎が痛くてご飯食べられないですといったら、ご飯なんてたべなくていいよ! サプリのんどけば大丈夫!と言われてショックを受けたと嘆いていました。
もうちょっと心ある対応できないものですかねえ。
今後このようなナラティブ医療がどんどん進行することを心より祈ります。