和方薬 石田散薬
和方薬 石田散薬
この薬は江戸時代から昭和20年くらいまで医薬品として認められていました。 石田村の薬だから石田散薬。
なんでも河童明神に教えてもらったと言われています。
土方歳三さんの生家は薬局であり、ここで製造販売していたとのことです。 なんか薬局繋がりで土方歳三さんに親近感を覚えます。
効能は骨折、打ち身、筋肉痛などに効くとされている和方薬です。
この薬は土用の丑の日にミゾソバを採集して、製造していました。 乾燥させてから黒焼きにして、さらに日本酒をかけて乾燥させます。 飲み方はお酒で飲むとされています。
ミゾソバ 学名:Polygonum thunbergii タデ科
【ミゾソバ】
ミゾソバはわが町阿久比町にて発見しました。 土方歳三資料館にて毎年石田散薬の製造体験ができます。
興味のある方は参加してはどうでしょうか? 東京都日野市ですが。
昭和20年代の薬事法改正で医薬品ではなくなりました。黒焼きを一切認めませんでした。 私は黒焼きは抽出をしない濃縮方法だと思います。
日本の黒焼き薬はほぼ絶滅してしまいました。
東京でほそぼそと黒焼きを販売している会社があるくらいです。
いずれ弊社で黒焼き薬を復活させたいとひそかに思っています。