偉人シリーズ M氏

偉人シリーズ M氏

 

和多志が務めていた会社の経営者です。 この経営者の営業に対する考え方は実に哲学的で好きでした。 接待や手土産に対しても独特の考えを持っており実に勉強になりました。

 

勉強になったのが、手土産や接待への考え方でした。 手土産は饅頭をもっていくより、新聞の切り抜きを持っていきなさいと言われました。 新聞の切り抜きをもっていきなさいというのはかなりレベルの高い話です。というのはお客さんや担当者の役に立つ情報を提供するということは客さんや担当者のニーズを知らないと新聞の切り抜きの提供はできないからです。 会社の方向はどうか? 商品開発はどうしたいのか常に情報を入手していないと提供できません。

実に深い話です。どうしてもニーズが分からないなら、予測してこの辺が興味があるのでないかとか、商品群でここのエリアの商品がないとか、ラインアップしたいんじゃないかとか推測をたてて情報提供していきました。

 

接待は基本的にしないです。といっても全くしないわけではなく、会社のためになる接待であれば対応したということです。接待する基準は、担当者同士が割り勘でも食事に行くようになってから、接待してもいいということを言われていました。関係ができる前に接待してしまうと、会社のための接待ではなく、担当者レベルの接待となってしまうからです。

 

面談時の注意点ありました。 面談はできれば何か飲みながらがいいと。もし何も出てこなかったら、100円コーヒーでも買って一緒に飲んで面談してくださいと。 使ったお金は100円ですが、500円でも1000円にもなるコーヒーになりますというていました。

 

次にいいのがランチとかの食事、さらに良いのがお酒を伴う夕食、最高レベルは海外出張に一緒に行くことでした。

 

普段あまり気にしていませんでしたが、こういわれると確かにそうだよなと親の意見のように後から効いてきました。

 

ほかにも売り買いについてですが、売る権利と買う権利は同等であるという考えです。

 

最初効いた時には何をいっているのだろうと思っていましたが、買う権利はわかるけど、売る権利? 買う方が偉いんじゃないか? お金払うんだからと思っている自分に気が付きました。 

ビジネスというのは対等なのです。 お金を払う方が偉いという考えになっている自分に気づけました。

 

経営者として素晴らしい考えはわしの目の黒いうちは給料は下げないと豪語していました。どんな社員でも良い点を見つけてどう生かすかを考えていた方でした。ですから勤続年数が長い人が多くいらっしゃいました。

 

いまだにM社長の考えは私の奥底にしみ込んでおり、今もふつふつと燃え滾っております。

 

このような深い智慧を頂戴して、感謝しかございません。