ハレとケ
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ハレとケ
- これこそ日本人の精神性が表れている、当たり前すぎて認識ができない概念です。しかしこの概念もどんどん崩壊してきていますが、私はそんな数十年で2600年もつづいてきた日本文明が滅びるとは思いません。
ハレとは何か?
日本人は日常の生活をケ、非日常をハレと定義して生活していました。
ケの日常は自分を律し、質素に規則正しく生活しておりました。
この人間世界で一番難しいことは自分を律する自律力を持つことです。
これは日本人は2600年間行ってきたのです。
人に支配されることではなく、自分で自分を支配するのです。
逆にハレとはどうかというと結婚式、正月、祭礼などの非日常のことを指します。 この時はたらふく食べて、お酒ものんで楽しむ日になります。
昨今ハレとケはあまり見境なくなってきています。 下手をすれば私も含めて、毎日がハレになってしまいます。
確かにこれでは将来何らかの病気になってしまうでしょう。
イスラム教ではその点を律しており、定期的にラマダン(絶食)を行います。 彼らの目的は実にクリヤーで民族が永続的に存続するために、
豚をたべるなとか酒を飲むなとか言われているのです。すべて民族のためです。
豚は生食でたべる国はありません。日本でも生ではたべません。虫が湧くとして食べません。 よく火を通してといわれています。
では酒はどうしてだめだというのでしょうか
それは酔っぱらって喧嘩して、怨恨を残し、戦争になり民族が滅びると
思っているからです。
それもある意味正しいと思います。
私も自分を律して2600年の日本の歴史を背負い生きていきます。