食事中毒になっていませんか?
食事中毒とは何か?
食中毒はわかるけど、食事中毒とはきいたことがないと思います。
これは私が作った造語だからです。
タバコ、酒の中毒は国、医療機関が止めさせてくれますが、食事中毒は
だれも止めてくれません。
むしろ食べ放題とかグルメ特集とかで推奨している状況ではないでしょうか
一日三食摂りましょうというのが基本です。 三食とってもいいですが、
身体ができてしまってからは、3食も食べたら体を壊します。
では3食の根拠はあるのでしょうか? ありません。
以前は簡単な仕事のことを「そんなの朝飯前だぜ」と言っていました。今はだれも言わないでしょぅけど。
ではその朝飯はいつ食べていたのか?です。 それは今でいうとブランチタイム、つまり11時ごろになります。 あとは夕食でおしまい。
昔は電気もないから、日が暮れて夕食食べて少々夜なべして、21時には寝ていたのでしょう。
余談ですが、breakfastは英語で朝食を意味しますが、この語源はbreak+fastから成っています。breakは止める。fastは断食です。
断食というのは意識されていたんですね。
イスラム教にもラマダンという断食のしきたりがあります。
そう日本人は歴史的に2食だったんです。
いつから3食になったのか? それは弘法大師が遣唐使にお勉強にいき、
持ち帰ったなかに、小麦粉を練ってゆでたものがありました。 これがうどんの起源です。 弘法大師の出身は香川だったため、讃岐うどんが今でも有名です。 僧は修行でおなかが減るのでうどんを食べることになったのです。 どうやらこのあたりが3食になってきたのではないかと思うのです。
まあいつから3食になったかが問題ではなくて、この飽食の時代に3食を食べたらどうなるかの方が問題です。
まず現代人の基礎代謝ですが、いままで言われている2000キロカリーもありません。
1500キロカロリーくらいです。 それだけ現代人は筋肉をつかった労働や動きをしていません。
毎日ご馳走の日々。現代人、とくに日本人は「生きるため」に食べている人はほぼいないでしょう。
すべてカロリーで計算できるわけでもありませんが、現代の栄養学にあわせて考えてみました。
日頃の生活がこんな調子なのに、太らないわけないですよね。
ではこんな簡単なことが分かっていながらどうして食べてしまうのか?
それは食事中毒だからです。多くの人は、腹減ったから食べると思っていますが、そうではありません。 食事中毒だと私は思います。
食事をとって満腹感がハッピーホルモンのセロトニンを放出します。 すると幸福感を味わうのです。この快感が次の満腹を呼びます。
現代人はここ100年くらいまえまで「生きるため」に食事をしてきました。
ですから体は栄養が入ってくるとこんどいつ栄養がはいってくるのかわからないので、常に防御態勢をとっています。たとえばブドウ糖はおしっこから毎日回収しています。 ブドウ糖がないと人は意識障害を起こし死んでしまうからです。 低血糖症ですね。
またブドウ糖が体にないと、なんと体内で合成までしちゃうのです。
原料はなんと脂肪です。
みなさんの体は食事がとれない場合の「緊急事態」に備えてブドウ糖を供給するシステムを持っています。
すごいですねえー!
この流れを専門的には「糖新生」といいます。 これは飢餓状態のときに動き出すシステムで、飽食時には機能しません。
飽食時は「緊急事態」に備えて、ブドウ糖から脂肪を合成します。
お金でいうと貯金です。
このようにして体では万一に備えて対策をしているんです。
食中毒から抜ける方法はイスラム教のようにラマダンを実行されるとよいと思います。
本当におなかがすいたときだけ食事をたべるのです。
私も以前そうでしたからよく変わりますが、空腹感を感じてしまうとすぐご飯を食べたくなりますが、その空腹感はある程度血糖値が低下するとセンサーが働き、摂食中枢が働きます。しかしその空腹感を20分くらい我慢していると空腹感がなくなります。
これは摂食中枢を刺激しても食事をしないようだから、脂肪を分解してブドウ糖をつくらないといけないなと身体は判断して、脂肪を分解してブドウ糖
をつくり血糖値が上昇するので空腹感を感じなくなります。
また消化管の立場からどうでしょうか?
常にお仕事がたくさんあってやっと終わった!と思うとまたお仕事。
大量の仕事が、、、また終わったと思ったら、夕食で大量の食事がと
休む暇がありません。
胃腸にとって、ブラック企業みたいにしていませんか?
ことわざにもありますが、「腹八分目に医者いらず」といいますね。
満腹まで食べないことが健康への早道だし、お金もかかりません。
いかがですか? 日々の食事ついて見直しすることは非常に重要だと思います。
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