英語に訳せない日本語「初心」

英語に訳せない日本語「初心」

 

初心忘るべからずとか「初心」という言葉は日本人であれば聞いたことがない人はいないでしょう。

 

事を起こすときに決心したときの純粋な気持ちを持った時に使います。 また初めてやる時、物事に慣れていないことを指します。 

 

初心はしょしんと読みますが、うぶとも読みます。 初心(うぶ)は年が若く世間ずれしていないとか純粋、穢れていないことを指します。

 

初心忘るべからずは 英語では Never forget your first resolution 

 

初心(うぶ)は年が若く世間ずれしていないことですが、これを英語にするとYoung in years and not out of touch with the world

 

なんかニュアンスが伝わらないというか腑に落ちないです。

 

では日本語として「初」を考えて見ます。

 

初は、はつ、うい、しょ、そ、うぶと多岐に及びます。

 

「はつ」は初めてであること、はじめのこと。 これはよく使います。

 

「うい」はあまり使いませんが、はじめてのお産は初産(ういざん)といいますね。 これも意味は初とか最初のという意味です

 

「しょ」は初日とかいうように使います。意味は同じです。

 

「そ」は書初めというように、これも今年初めて書を書くときに使う言葉です。 

 

「うぶ」は前述しましたが年が若く世間ずれしていないという意味でつかいます。

 

初というのは着物と刀という象形文字からなります。今でいうと裁縫のことで、刀で裁断する作業が最初のことから初めてという意味となったようです。

 

日本語は奥が深いですね。