エキス紹介 芍薬エキスパウダー
エキス紹介 芍薬エキスパウダー
芍薬中のペオニフロリンは、アセチルコリンの放出を刺激することにより、機能性消化不良のラットの異常を軽減します。
Drug design, development and therapy. 2020;14;5623-5632. doi: 10.2147/DDDT.S260703.
はじめに:ペオニフロリンは伝統的な漢方薬の主要な有効成分です。 芍薬は、腹部のけいれん性の痛みのけいれん性および鎮痛剤として広く使用されています。機能性消化不良は、みぞおちの痛みや灼熱感、膨満感、膨満感、吐き気を特徴とします。ただし、機能性消化不良に対するペオニフロリンの効果については限られた情報しか入手できません。
材料と方法:この研究では、ヨードアセトアミドまたはクロニジンによって誘発された機能性消化不良ラットモデルを確立して、さまざまな病態生理学的障害によって誘発された機能性消化不良に対するペオニフロリンの影響を調査しました。
結果:胃内容排出、胃調節、内臓過敏症を評価することにより、ペオニフロリンの治療効果を発見しました。ペオニフロリンのこの機能は、アセチルコリン(ACh)の放出に関連しており、胃と視床下部でのアセチルコリンエステラーゼ(AchE)活性の低下を伴いました。ペオニフロリンの投与は、シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)の発現を抑制し、胃の中のグレリンのレベルを上昇させました。さらに、オクルディンおよびZO-1のレベルは、ペオニフロリン処置ラットの十二指腸で上昇しており、十二指腸バリアの障害が改善されたことを示唆している。
考察:これらの結果は、ペオニフロリンが機能性消化不良を軽減する能力を持っていることを示しています。
この論文では痛み止めの働きだけではなく、消化促進作用もあるということです。 グレリンというのは消化器官活動促進作用をもつペプチドホルモンです。 こんなグレリンまで活性化させるなんてすごい!芍薬エキス
ということは機能性ディスペプシアにも効果があるということになります。