マウスにおけるテトラヒドロキシスチルベングリコシドの抗うつ様効果

マウスにおけるテトラヒドロキシスチルベングリコシドの抗うつ様効果

 

(Neuroscience and Therapeutics Vol.23 No.7 Page.627-636 2017)

 

何首烏の有効成分のテトラヒドロスチルベングリコシドは神経保護作用を有する。マウスにおけるテトラヒドロキシスチルベングリコシドの抗うつ薬様効果はうつ病の強制水泳試験、尾懸垂試験、慢性社会的敗北ストレスモデルで検討した。 海馬脳由来神経影響因子(BDNF)シグナル伝達経路および神経発生に及ぼす慢性社会性敗北ストレスとテトラヒドロキシスチルベングリコシドの影響をさら調べた。 テトラヒドロキシスチルベングリコシドは強制水泳試験、尾懸垂試験において抗うつ薬効果を形成し、慢性社会性敗北ストレス誘導抑うつ様作用を逆転させた。さらにテトラヒドロキシスチルベングリコシドは慢性社会性敗北ストレスマスにおける減少した海馬BDNFシグナル伝達経路及び神経は制を有意に回復した。重要なことに海馬BDNF慶の遮断はマウスにおけるテトラヒドロキシスチルベングリコシドの抗うつ薬様効果を完全に消失。 結論としてテトラヒドロキシスチルベングリコシドは海馬BDNF系の

増強を介してマウスにおいて抗うつ薬効果を発現する。