文献情報 伝統的漢方製剤の抽出物のinvitro及びinvivo抗アレルギー効果

文献情報 伝統的漢方製剤の抽出物のinvitro及びinvivo抗アレルギー効果

出典元:biomedical Dermatology(web) Vol.1 No.1 Page.5(2017) イギリス

 

藤茶、防風、苦参、当帰、麦門冬、山茱萸からなる漢方製剤の抗アレルギー活性を調べた文献。炎症性サイトカイン、インターロイキン6,8に対するジヒドロミリセチンの阻害効果を見た。 結果はかゆみ、PCA反応(1型アレルギー)、皮膚機能バリア機能不全において有意な阻害していることが判明したそうだ。

よって藤茶の成分であるジヒドロミリセチンはかゆみ、びまんせい発赤、および膨潤を含む皮膚アレルギー反応における応用により優れた抗炎症作用を発揮する可能性があるということだった。

 

メカニズムは定かではないが、おそらく肝機能におけるなんらかの代謝酵素の改善があるのではないかと思う次第である。