心理的柔軟性とは
心理的柔軟性とは
十分な気づきと完全に開かれた心をもって今この瞬間に存在し、自分の価値に従って行動する能力のことです。
なかなか日本人には難しい能力です。
心理的柔軟性(Psychological Flexibility)は、個人がさまざまな状況やストレスに対処するための認知的、感情的、行動的な柔軟性と適応性を指す心理的な概念です。心理的柔軟性は、アクセプタンス&コミットメントセラピー(Acceptance and Commitment Therapy, ACT)などの心理療法アプローチにおいて重要な要素として取り上げられています。
心理的柔軟性の要素には以下のものが含まれます:
●アクセプタンス(Acceptance):現実を受け入れること、自分自身や他人、状況の存在や感情を否定せず、抵抗せずに受け入れること。これにより、否定的な感情や状況から逃げずに向き合えるようになります。
●コミットメント(Commitment):自分の価値観や目標にコミットし、それらに向かって行動すること。コミットメントに従って行動することで、人生の目的や意味を見出し、自己成長や満足度を高めます。
●自己認識(Self-awareness):自分自身の感情、思考、価値観を認識し、自己理解を深めること。これにより、感情や行動の要因を理解し、適切な対処方法を見つけ出せるようになります。
●価値観(Values):自分の重要な価値観や信念を明確にし、それに従って行動すること。自分の行動が価値観に合致するかどうかを考え、一貫性を持たせることが心理的柔軟性の一部です。
●選択肢(Choice):異なる選択肢やアプローチを検討し、適切な行動を選択できる柔軟性。一つの方法にこだわらず、新しい方法を試みる意欲が含まれます。
心理的柔軟性を発展させることは、ストレス、不安、うつ病などの心理的な問題に対処する助けとなり、人生の質を向上させるのに役立ちます。心理的柔軟性を向上させることで、困難な状況に適応し、より満足度の高い生活を築く手助けとなります。
頭が柔らかくないと、ぽきっとおれてしまいます。