日本人が開発した漢方薬 通仙散
日本人が開発した漢方薬 通仙散
この薬は江戸時代の外科医、華岡青洲先生が開発した全身麻酔薬です。 1700年代に全身麻酔をしたのは世界初です。
すごい先生がいたものです。 乳がんの外科手術をやってのけたのです。
その薬の開発のために、奥さんが失明してしまうという犠牲もはらってのことでした。
まさに命がけの薬開発です。
日本人の先人たちは本当にすごい人達がいたものです。
安土桃山時代の医師、曲直瀬道山は切紙により医師の心得を表していました。
〇医師はまず慈仁の心を持つべきであり、患者に対して思いやりと尊敬の念を持つことが大切である。
〇医師は自分の知識や技術に自惚れることなく、常に学ぶ姿勢を持ち、他の医師とも協力し合うことが必要である。
〇医師は治療には医師と患者の間の信頼関係が重要であるとして、患者に対して真実を伝え、誠実に対応することが求められる。
〇医師は患者の病状や体質に応じて、適切な処方や養生法を指示し、無理な治療や薬物を用いることを避けることが望ましい。
〇医師は自分の責任範囲を明確にし、自分の能力を超える場合や治療が困難な場合は、他の医師に紹介することが義務である。
華岡青洲先生も「切紙」の影響をうけて薬を開発していったのでしょう。