ヒカゲノカズラ
ヒカゲノカズラ
学名 Lycopodium clavatum ヒカゲノカズラ科の植物 胞子は石松子といわれて花粉増量剤としても生薬としても利用されますが、通常生薬としての利用はほとんどされていないでしょう。
【ヒカゲノカズラ】
食用 食えるのでしょうか食用にしている例は見つけれませんでしたが、機能性表示食品として流通していました。もうすぐ医薬品扱いになります。来年2月まで。 おそらく効能がまずかったのでしょうねえ。 認知症ですから。
薬用
この植物は自生域が広いため、世界中でさまざまな薬効が認められている。植物の有効成分については、かなりの研究がなされている。
地上部には、血圧降下作用のあるジヒドロカフェ酸のほか、リコポジン、シノリン、クラバチン、クラバトキシン、アノチニンなどのアルカロイドが含まれ、これらはすべて血圧上昇を引き起こす。
リコポジンはまた、腸の蠕動運動や子宮の収縮を刺激する。地上部には桂皮酸誘導体やフラボノイドも含まれる。植物のメタノール抽出物は強いプロリルエンドペプチダーゼ阻害活性を示し、記憶喪失に対する活性が期待される。
胞子には緑黄色の酸性油が約50%、糖が3%、灰分が1~4%、揮発性のアルカロイドが微量含まれる。
煎じ薬は鎮痛、解熱、駆風、軽い利尿、健胃、強壮。泌尿器・腎臓疾患、リウマチ性関節炎、カタル性膀胱炎、胃炎、赤痢、マラリアなどの治療に内用される。食中毒や急性の胃痛の後、嘔吐を誘発するために全草を噛む。
日干しにして粉砕した葉をオオバコと牛乳と混ぜ、下痢や赤痢を治すために小児に少量与える。
皮膚病、傷、潰瘍、炎症に外用する。
植物全体をサトウキビやバナナの皮で焼き、ひび割れた唇に塗って治癒を促す。
この植物は一年中収穫することができ、新鮮なまま、または乾燥させて使用する。
この植物の胞子は、鎮痒作用、鬱血除去作用、利尿作用、健胃作用、強壮作用がある。
胞子は粉薬として様々な皮膚病や傷口に外用されたり、鼻血を止めるために吸入される。
また、傷ついた組織から体液を吸収するために使用されることもある。
胞子は夏の終わりに熟すと収穫される。胞子は、錠剤がくっつくのを防ぐ粉としても使用できる。
胞子からホメオパシーのレメディが作られる。乾燥した咳、おたふくかぜ、リウマチの痛みなど幅広い用途がある。
この植物は、時差ぼけを緩和する治療薬の成分の一つである。
花言葉 思い出
撮影地 愛知県知多郡阿久比町