エタノールはどうやって殺菌するのか
エタノールはどうやって殺菌するのか
和多志はJINというドラマが大好きで何回みたかわかりません。 その中でアルコールがどうやって菌なるものを殺すのかというセリフがあって、たしかにアルコールで殺菌できるのは知っているけど、メカニズムは知らんかったなあと思いちょっと調べてみました。
エタノールの殺菌の仕組み
エタノールが殺菌できるのは、主に以下のような働きによります:
タンパク質の変性
エタノールは微生物の細胞膜を通過し、内部のタンパク質と結びついてそれを変性させます。これにより、微生物の酵素や構造が機能しなくなり、死滅します。
細胞膜の溶解
エタノールは脂質に対する溶解作用があるため、細胞膜(特に脂質二重層)を破壊します。これによって微生物の細胞構造が崩れ、内容物が漏れ出して死滅します。
タンパク変性と細胞膜の溶解で殺菌されるのですねえ。 そりゃ死ぬわ。
人間は酒を飲んでも殺菌されないのはなぜかと思いましたが、よほど95%以上のアルコールを摂取しなければ、たんぱく変性はないそうです。
それとアルコール分解酵素、アルデヒド分解酵素があるので淡々には死にはしないですねえ。
アルコールの肝臓の解毒能力は10g/時だそうです。 ビール500mlで25gのアルコールなので、すべて処理するのに2.5時間かかりますねえ。
これからは自分が殺菌されないように、ちゃんと計算して飲んでおこっと。