おでんの語源

おでんとは謎の言葉であって、なんでおでんというのだろうと、不思議でした。　御御御付みたいなもんなら、でんを丁寧にいったのか？ではでんとは何か？と思っていました。

そこで調べてみました。　なんと田楽が語源だったとは！　

おでんの語源は、日本の伝統的な料理「田楽（でんがく）」に由来しています。

1. 田楽（でんがく）から「おでん」へ
室町時代、豆腐を串に刺して味噌を塗り、炭火で焼いた「田楽」という料理がありました。この料理は、田植えの際に田楽法師（でんがくほうし）と呼ばれる人々が踊る姿に似ていたため、「田楽」と名付けられました。

江戸時代になると、この「田楽」に変化が生まれ、焼かずに煮込むスタイルが登場しました。特に、醤油や出汁で煮たものが人気となり、「田楽」の「でん」に「お」をつけて「おでん」と呼ばれるようになったと言われています。

2. 関東炊き（かんとだき）との関係
江戸時代には、関西で「関東炊き（かんとだき）」と呼ばれる醤油ベースの煮込み料理が広まりました。これがさらに発展し、現在の「おでん」として全国に広まったとされています。

つまり、「おでん」はもともと「田楽（でんがく）」の変化した言葉であり、時代とともに料理の形が変わっていったのです。

冬はおでんに熱燗はたまらないですねえ。