編集工学とは
編集工学とは
なんとも面白い本に出合った。 編集という文字は知っているが、編集工学という単語は初めて知った。
この松岡さんによれば、編集能力はどこでも発揮されるもので、編集能力がすべての仕事に通じるものであると説明されていた。
なるほど、、、。 確かに編集という認識はないが、無意識にやっていると思いました。
一般的には編集とは以下の通りです。
編集能力の主な要素
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情報の取捨選択
- 重要な情報を見極め、不必要な部分を削る力。
- 読者や視聴者にとって最適な内容を選ぶ判断力。
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構成力(ストラクチャリング)
- 情報を分かりやすい順番で並べる力。
- 伝えたいメッセージを明確にし、論理的に整理する。
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表現力・文章力
- 読みやすく、分かりやすい表現にするスキル。
- 誤字脱字をなくし、文法や語調を整える。
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視点の調整(読者目線)
- ターゲットに合わせた編集ができる力。
- 誰に向けて発信するのかを意識し、適切なトーンやスタイルを選ぶ。
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クリエイティブな発想
- ただ整えるだけでなく、魅力的な表現やデザインを工夫する能力。
- 他の編集者と差別化できる個性を加える。
こうやって考えると編集力というのは大変重要な能力であるが、残念なことに出版、映像関係などごく限られた一部でしか認識されていない。
会社でもどこでも利用されています。 この編集能力というのはコミュニケーション能力に大いに発揮されます。
難しいことを理解してわかりやすく表現することです。 これはまさに編集能力です。
本当に賢い人は、難しいことをいいません。 かみ砕いて相手に合わせて話します。 どうしてそこまでするのかですが、コミュニケーションとは伝わってなんぼだからです。
またこういった方は組織の隙間を埋めることもされます。 どうしても組織というのは隙間ができやすく、優秀な人財がいる組織ではこういった人財がひっそりと働いているものです。 この能力は評価軸がなく、まったく評価されないです。
いよいよ学歴一辺倒ではなく、このような編集能力も近いうちに評価軸に加わるといいですね。