名古屋弁だと思われている「おみゃーさん」
名古屋弁だと思われている「おみゃーさん」
まあ名古屋弁といわれればそうですが、これは実はなんといっているのかというとお宮さんといっているのです。
お宮さんというのは神社、社のことをいっており、とどのつまり神ということです。 神社のご神体は何かというと、鏡がおいてあります。
神道では鏡は「かがみ」と書きますから、かみの間にがが入っていると考えます。 か我みというわけです。
つまり鏡に映っている自分が我のことであり、我とは自分自身のことであります。
このことからお宮さんというのは自分も神だけど、相手も神ということになり、おみゃーさんというのは神に声をかけているということになります。
ここまでくると、日本人の神道における八百万の神に通じ、人間、生き物、鉱物まですべてに神が宿るというもの理解できるもの。
世間で普通にいっているお前とか貴様はおみゃーさんから派生し、お宮がお前に理解されて、変遷していったものと思われます。
人間同士の会話がお互いに神様としてされているというのは素晴らしい考えだと思います。
人間だけが優先されるのではなくて、動物や植物も同じ立場として考えるのはネィティブインディアン、サンカ、中国少数民族、アイヌなど自然を支配しようする人たちではなくて、自然と共存して生きていく民族たちとの共通点ではないかと思います。
おみゃーさん なんていい響きなんでしょうねえ。