漫画 チ。について

漫画 チ。について

 

この漫画はもう漫画を超えている。伝わってくるものがすごいと感じる。

 

16世紀のヨーロッパの階級主義での問題点、自由とは一体何か、エーリッヒフロムの自由からの逃走まで読まされてしまった。 

 

それが見事に表現されているのが、文字を読むということ。 当時労働者階級は文字は読めないのが当たり前だった。

 

文字が読めること自体すごいことなんだと実感した。 明治に日本に来た外国の人が驚いたのは識字率がほほ100%の点だ。 日本では当たり前だが、海外ではそうではない。

 

知識へのあふれる欲求の裏で労働者階級には文字は必要ないという意見もすごかった。

 

教養のないものが文字をよみ文章を書きだしたら、ばかげた文章がはびこるという考えだ。

 

なるほど確かにそうだ。 今をみているとどうにもならない情報にあふれるようになってしまっているのが見受けられるから。 なかには嘘までつく人もいるくらい。

 

しかしこの漫画はこの現代の支配の仕組みを表現しているように見えます。 

 

情報コントールがベースにあって、階層を設ける。これで人民を支配する。 これは何百年たっても変わらないようだ。

 

日本ではこの階層が学歴だ。 学校で学ぶことなんて社会からみたら1/100くらいだと思うが、 〇大をでて官僚になったり、マスター、ドクターをとって社会にでると一応社会での扱いは異なる。

 

すくなくとも自分の理解ができる範囲で話をすると、製薬メーカーでは学卒では研究職にはつけないとかの差別があります。  

医者、特に外科医はそうだとおもいます。医学の知識も必要ですが、あれは間違いなく技術の問題です。

 

6年、研修2年を経て医者にならないとメスは持てないです。 しかしそうではないメス捌きの人もいるでしょう。

 

女性だから研究の資格がない、男尊女卑待っただ中の時代、いまだに根深く残っています。

 

一番の差別は男尊女卑でしょうねえ。

 

 

しかしもう時代は変わりました。 女尊男卑が今後のトレンドになっていくと思われます。 

 

楽しみですね。 大きく時代は変わっていくことでしょう。   

 

 

 

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