ニューリチンという蛋白が面白い
ニューリチンという蛋白が面白い
ニューリチンは主に海馬で作られる蛋白で、神経新生や可逆性に関与します。
神経活動性のタンパク質で脳、海馬、大脳皮質、網膜、脊髄で発現。
神経細胞の軸索や樹状突起の成長、シナプスの可逆性を促進、記憶学習、うつ病、神経再生に関与するといわれています。
また免疫細胞でも発現します。 Tfr細胞が異常化したB細胞を抑えるのがニューリチンです。
ニューリチンの低下は慢性炎症、腸内環境、ストレス、Tfr細胞の減少です。
Tfr細胞の減少は慢性炎症で起こります。
慢性炎症は糖尿病 IL-6 TNFα CRP AGEs
自己免疫疾患 IFNγ IL17 IL21
アトピーIL-4 LI-13 TSLP
腸内環境の悪化(食物繊維不足、加工食品、抗生物質の乱用で腸内細菌が乱れるとTfr分化が低下します。
自己免疫疾患はリウマチ、エリテマトーデス、シェーグレン症候群、それに一型糖尿病などあります。
慢性炎症など→ニューリチン減少→Tfr細胞の減少→異常化したB細胞が抗体生産→自己免疫疾患を発症
これらの自己免疫疾患が治癒してしまうなんて夢の処方ができそうです。
シェーグレン症候群なので自己免疫疾患ははひまし油温シップで治癒したので間違いないでしょう。
しかし一型糖尿病となると今のところ手がなくずっと探していましたが、このニューリチンで解決できるとなると
すごいことです。小学生くらいから発症してずっとインスリンを打たないといけない子供たちの助けになるでしょう。
人體とは本当に複雑で人知を超える存在です。生命といってもいいです。
知れば知るほど無知になる。 チ。への欲求が止まりません。