カリコシン

カリコシン

 

黄耆に含まれるイソフラボンの一種です。

CAS番号 20575-57-9

 

         【カリコシン】 

カリコシン

カリコシンは多彩な作用がありますので以下に纏めます。

 

主な薬理作用

  1. 抗酸化作用

     細胞の酸化ストレスを抑制し、老化や慢性疾患の予防に寄与。

  2. 抗炎症作用

     NF-κBやMAPK経路の抑制により、炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-6など)の産生を抑える。

  3. 神経保護作用

     脳虚血や神経変性モデルで神経細胞のアポトーシスを抑制。

  4. 抗腫瘍作用

     乳がん・肝がん・肺がん細胞に対してアポトーシス誘導や細胞周期停止を引き起こす可能性。

  5. 心血管保護作用

     内皮機能を改善し、NO産生を促進。血管拡張や動脈硬化予防に寄与。

  6. エストロゲン様作用(弱い)

     イソフラボン構造を持ち、エストロゲン受容体に弱く作用。更年期症状などへの効果が期待される。

 

黄耆にはとてつもない作用があるとは驚きました。

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