養蜂の神

養蜂の神

 

世界の神話や民間信仰では、蜂や養蜂は豊穣や生命力の象徴として神格化されることが多いです。代表的な例を挙げます。

地域 養蜂・蜂の神 役割・象徴
古代ギリシャ アリスタイオス(Aristaeus) ゼウスとニンフの子。養蜂やオリーブ栽培、チーズ作りを人々に教えた神。
古代エジプト ネイト(Neith)やラーの蜂 蜂は王権・下エジプトの象徴。ファラオは「蜂と葦の王」と呼ばれた。
ヒンドゥー教 バヴァニ(Bhramari Devi) 蜂の女神。蜂の群れを操って悪を滅ぼす。
ケルト神話 蜜蜂の女王女神(Brigid) 養蜂や詩、医療を司る。
日本 蜂そのものを祀る神社は少ないが、「虫送り」や「蜂追い祭」などで農耕守護として祀られる例あり。  

 

はちみつは貴重な存在として神格化されて世界中で大切にされてきました。 

 

はちみつはなんと赤痢にも効果があるとされております。 通常今の医療では赤痢菌に効果のある抗生物質を探しますが、昔の赤痢の治療ではちみつを使っていた理由が、はちみつをたべると赤痢以外の腸内細菌が増えて、赤痢菌が生存できなくなるという作用機序なのです。 

この作用機序であれば、耐性菌の出現は起こらないです。抗生物質は短期的に外的要因である感染症にたいして人類を救ってきましたが、長期的には耐性菌をたくさん作ってしまい、そのうち抗生物質が全く効かない耐性菌をつくってしまいました。 その耐性菌と戦うには、自分の免疫力しかありません。

 

この流れが医療の進化なのか退化なのか? どうなんでしょうか

 

話がそれてしまいましたが、現代ははちみつを神格化はしていないです。株主資本主義によって大量に安くはちみつ、ローヤルゼリーが供給されており、ミツバチが奴隷化されています。 

お金が神のようになっています。

 

なんか個人的にはミツバチがお気の毒でしょうがないなあと感じています。

 

どこの国なのか忘れましたがはちみつを巣箱から全部取ってしまうので、エサがなくなり砂糖水を与えていたところ、病気が蔓延し病気を予防するために抗生物質をミツバチに与えており、はちみつやローヤルゼリーに抗生物質が検出されて大騒ぎになったことがありました。 さすがに今はその問題は起こってはいませんが。

すべてのはちみつを取り上げてしまうというのは本当にミツバチがお気の毒です。

 

また本当に人間がローヤルゼリーを食べてそこまでのメリットがあるのかどうか疑問です。 

文献しらべてもなんら特段効果があるというのはあまり見たことはありません。

 

単なるイメージだけでローヤルゼリー配合と言いたいだけのように感じます。

 

まったく人間のエゴ、イメージのためにミツバチが犠牲になっていると思うと胸が痛みますね。

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