咳にご注意ください

咳にご注意ください

 

風邪の後に残る咳がほとんどでしたが、最近は風邪をひかなくてもいきなりせき込む人もいます。

 

病院で咳止めもらっているのに、咳が止まらないという方がいらっしゃいます。 まず咳には2種類あります。

 

中枢性の咳と末梢性の咳です。

 

中枢性の咳は脳が起こしている咳で、異物が入ったなどのどから排泄するときにします。 咳止めの90%がこのタイプです。

このような咳はぜんそくのように連続するような咳ではなく、ときおりゴホンゴホンと出る咳です。

痰が絡んでいる咳であれば、痰を切るアンブロキソールや桔梗湯、カルボシステインを使えば痰がサラサラになって咳が出なくなります。

病院ではメジコン、アストミンなどに中枢性の咳止めが出されますが、和多志はこのような咳は止めない方がいいと考えています。

 

問題となるのは末梢性の咳です。 この咳は炎症が喉で止まらず、気管まで炎症が起こり、一過性の喘息になっている状態です。

この咳は一旦出ると連続する咳で、履きそうなくらいひどい咳です。

 

また朝起きた時、夜寝ると時に出ます。横になるとせき込みます。

これには理由があります。咳をだすペプチドホルモンのタキキニンがアドレナリン、アセチルコリンの1/1000の強さなので、アドレナリン、アセチルコリンが存在しているとまったく働けず、咳がでないのです。日中は咳はでません。

しかし朝起きるとき、横になって寝ようとする時はアセチルコリンとアドレナリンが0になってしまう切り替えポイントがあります。

この時にタキキニンが働き、喘息のような咳を引き起こします。

 

医療用では気管支を広げる喘息の薬、ステロイド吸入を使えばよく効きます。 しかしこれらの薬は強すぎるので、和多志は漢方の麦門冬湯を勧めています。

 

麦門冬湯はなんと天然ステロイドを含み、気管の炎症を強力に止め、さらにカルボシステインのような痰をさらさらにする作用もあります。 タキキニンが活動できないように阻害してしまうこともしてくれますので、喘息のような咳もでなくなります。

 

麦門冬湯は医療用もありますが、一般用もあります。 どこのDSでも販売しています。 そのまま飲んでもいいですが、一番いいのはお湯に溶かしてお茶を飲むようにして空腹時、寝る前30分とかにゆっくり喉を潤しながら飲まれると効果的です。