キューピッド病
キューピッド病
神経梅毒の俗称。 日本では梅毒なんてほぼ死語となっていますが、最近増加傾向にあります。 梅毒は梅毒トレポネーマが原因で、性交渉などによって感染する疾病です。 特効薬はペニシリンです。 JINでも登場していました。
【梅毒トレポネーマ】
きちんと治療すれば何も怖い病氣ではないです。
この梅毒は神経症状がでることで有名ですが、人によってはハイテンションになってしまうケースもあるようです。
若返ってしまうような錯覚、うきうきしてくる感じが見られるケースもあるそうです。 神経梅毒の症状です。
スピロヘータが大脳新皮質を刺激をしていたというです。(妻を帽子とまちがえた男 オリバーサックス著)
病気というのは悪い方にいくから病氣であって、若返る感じ、気分上昇などは病氣とはいいませんが、これが神経梅毒の症状だそうです。 その後ペニシリンを投与されても元気な状態は維持されたとか。
この話には1つ大変な疑問があります。それは梅毒スピロヘータが血液脳関門を突破して大脳新皮質を刺激していることです。 和多志はむしろこっちのほうが問題じゃないかなと考えています。
加齢により、酸化、糖化が起こり、血液脳関門が劣化してそこから梅毒トレポネーマが侵入したということではないでしょうか? それは一時的にはペニシリンで殺菌はできたとしても、ヘルペスにかかり、アルツハイマー型認知症になってしまうからもしれません。
和多志の最近のテーマは血液脳関門は医療では壊れない前提になっていますが、アルツハイマーの患者さんの脳がヘルペスで感染していることでの神経変異性ということから、どうも血液脳関門は壊れている可能性があるということです。
話は飛びましたが、根暗の人や落ち着いている人が、躁病みたいになってしまったら、一度キューピッド病を疑った方がいいかもしれません。