咳止め薬飲んでいるのに咳が止まらないのはなぜ?
咳止め薬飲んでいるのに咳が止まらないのはなぜ?
よくお客さんより聞かれます。病院の咳止め飲んでいるのに咳が止まらないんです。何かいい薬はないですかと。
ふつうに考えたら病院で処方される薬の方が強いのでこんな質問はでないのですが。
結論から言うと、咳に対しての薬が合っていないからです。
咳には末梢性の咳と中枢性の咳の2タイプあります。
末梢性の咳
気道や気管支に炎症がおこり出る咳 慢性化すると喘息になります。
特徴としては、交感神経と副交感神経が入れ替わるゼロポイントに咳が出る点です。
そのゼロポイントはいつかというと、夜寝るときと朝起きる時です。日中はそんなに咳はでません。
咳の特徴としてはぜんそくのようなむせかえるような咳です。
痰のからみもひどく、常に引っかかっているような感じとなります
中枢性の咳
のどの炎症や気道やのどに異物が引っかかるときに脳の咳中枢が働き咳が出ます。
喘息のような咳ではなく軽い咳です。痰はあまりないです。
病院では咳がでるというと、ほぼ100%中世の咳止めを処方します。 レスプレノン、メジコン、フスコデなどです。
もしこのゼロポイントに喘息のような咳が出る場合は、末梢性の咳ですから、喘息だと病院で行ってください。
病院では咳=中枢性の咳と理解します。 末梢性の咳は喘息といわないとスイッチが切り替わりません。
病院に行かなんても、薬局や薬店で麦門冬湯(ばくもんどうとう)は手に入ります。
この薬は天然ステロイドが入っていて強力に気道の炎症を抑えてくれます。さらに痰をサラサラにしてくれます。
そのまま飲んでもいいですが、できればお湯に溶かして、お茶のように服用するのが良く効きます。
漢方薬は長く飲まないと効かないということを聞いたことがあるかと思いますが、この薬は即効性があります。漢方薬でも即効性がある薬もあるんです。
ぜひ末梢性の咳だと思ったら、麦門冬湯を試してください。