気圧変動による不調には漢方が効く
気圧変動による不調には漢方が効く
最近現場では、気圧による不調を訴える人が増えているのかなと感じます。
現代医療ではまったく無視されている概念です。
漢方でいうところの瘀血(おけつ)これは血がどろどろのことで、これは現代医療でも中性脂肪やコレステロールが多いとどろどろになると認知されていて、薬もあります。
しかし気圧変動による不調は痰濁(たんだく)といって体液が濁ることで起こるのです。
漢方にはこういった概念があるのですね。すごいです。
人間の体はだいたい60%が水分です。 体重100kgの人なら60kgが水分なのです。 血液のことは循環器科とかいって専門医がいますが、体液科とかリンパ科とかは存在していません。
体液は循環してろ過してごみをとって常にきれいにしているのです。
また脳も脳脊髄液に守られています。この脳脊髄液も循環しているのです。
体をプールに例えると、プールの栓を抜いて水を流すのが、利尿作用(おしっこをだす)です。
体液をきれいにするのは利水作用といって、プールの水を循環させて、ろ過してきれいにしてまたプールに戻す作用のことをいうのです。
この利水作用というのは現代医学ではまったく感知するところではなく、リンパ液、リンパ節という言葉はありますが、体液の働きとかそういったことには全く触れていません。
ただ最近むち打ちの後遺症で頭痛がありますが、硬膜に穴が開いてそこから脳脊髄液が漏れて、頭痛がするとことがわかっているので、自分の血液を使ってかさぶたをつくり空いた穴をふさぐブラッドパッチ法が高度医療として認められるようになってきました。
ではこの脳脊髄液の循環不良によってどうして頭痛が起こるのかというと、脳脊髄液に浮いている脳が、循環がうまくいっていないので脳が引っ張られてしまい、神経を刺激するのです。
ひどいとめまい、吐き気も催します。
先日も友人とご飯食べていて、一か月後にお礼のメールが突然来ました。 気圧が変化しても沖縄に台風がきても、まったく頭痛が起こらないし、気分も悪くならないと。本当にありがとう! 長年苦しんでいたから。
俺は何をしたのか全く覚えていないので聞くと、五苓散を勧めてくれたからずっと飲んでいたんですと。
完全に忘れていました。でも友人が喜んでくれてよかったです。
五苓散も即効性があり、頓服でも十分効果があります。 ひどい場合は2週間くらい飲めば、体液がきれいになるので、それ以降は頓服でも十分だと思います。
天然物と先人の経験による知恵はすごいなと思います。