コロナ治療薬開発済み さすが漢方の国 中国です
コロナ治療薬開発済み さすが漢方の国 中国です
2020年3月3日に発表されていました。
その処方は「清肺排毒湯」(せいはいはいどくとう)といいます。
新版「新型肺炎診療案」に収載されました。 現在中国では清肺排毒湯が新型コロナウィルス感染症の中国医学臨床治療期の第一候補とされているそうです。
人民日報によると有効率は90%以上にのぼるそうです。
麻杏甘石湯、射干麻黄湯、小柴胡湯、五苓散の処方からできています。
麻黄 (9g) 炙甘草 (6g) 杏仁 (9g) 生石膏 (15~30g) 桂枝 (9g) 沢瀉 (9g) 猪苓 (9g) 白朮 (9g) 茯苓 (15g) 柴胡 (16g)
黄芩 (6g) 姜半夏 (9g) 生姜 (9g) 紫苑 (9g) 冬花 (9g) 射干 (9g) 細辛 (6g) 山薬 (12g) 枳実 (6g) 陳皮 (6g) 藿香 (9g)
麻杏甘石湯、小柴胡湯、五苓散は日本では医薬品として使用できますが、射干麻黄湯は日本では認められていませんのでこの処方を
日本で医薬品として使用することは不可能ですが、有効率90%なんて桁違いの有効率です。
急性で使う生薬が多いですが、利水剤が4種類配合されているのはやはりリンパへの効果を狙ったものなのでしょうねえ。
あとはこれでもかという咳止めがてんこもり。
日本で見慣れない生薬をまとめてみました。
*姜半夏:生姜とミョウバンと煮て製した半夏(日本では使用されていない)
*冬花:款冬花(ふきたんぽぽ)のことです
*紫苑:しおんとよみます 鎮咳去痰作用があります。あまり日本ではみかけません。
*射干:やかんとよびます。ヒオウギの根です 日本では全く利用されていません。痰や咳止めに効果のある生薬です。
この処方は自分で作るか漢方専門薬局で調合してもらうしかないです。ただ厳密には、漢方専門薬局でも厚生労働省のさだめた決まった処方しか調剤販売してはいけないので、お堅い薬局は調合してもらえないかもしれませんのでご了承ください。
試してみたいと思いますが、和多志自身、家族も一度もコロナに感染したことがないので、試しようがないですねえ。