スタチン系の副作用のおばあちゃん
スタチン系の副作用のおばあちゃん
90近いおばあちゃんで人差し指はリウマチで曲がっており痛々しかった。 ロスバスタチンを飲んでいいたら湿疹がでて、じゃあピタバスタチンを飲もうかといって2日飲んだら唇が荒れてきたら診てもらったんだけど、抗生物質とトローチを出されてきた。
基礎疾患もないし、高齢だし、2日で唇があれてきたなんてスタチン系の副作用だろうと推察。
おばあちゃんも副作用だから飲みたくないと先生にいったけどのまないと池名といわれて納得していなかった様子。
まあそりゃそうだろうな。 今年の四月から総コレステロール248に引き上げられているし、飲む必要ないと思うよと伝えると納得してとても感謝して帰っていった。
その直後病院から呼び出しの電話。 やべー また怒鳴られるわーと震撼。 この病院では以前血圧を聞いただけでいらんこと聞くな!知多半島で働けなくしてやるぞ!と怒鳴るお方。 同僚も呼び出しで3回は怒鳴られている要注意人物。
仕方なく今度はどのように怒鳴りに来るのかと微妙にわくわくとしながら病院へ。
第2診察の前でお待ちくださいと事務員に言われて待っていると。 どうぞとドアが開いた。
失礼しますと入室。 立ったんママ怒鳴り散らかされると思い立っていると、「どうぞおかけください」との声。
え?今なんていったんだろうと考えていると 「おかけください」と2度目の声かけ。 ああ座っていいんだと思い。腰掛ける。
「どうして薬を飲まないでいいと患者さんにいったのか教えてください」と。
冷静に言ってきた。えー! この方が同じドクターなんか?と思いつつ、同じ説明をしたところ、総コレステロールの基準が変更になったことを知らなかったようだ。
まあドクターも科学者だから、理路整然と説明されると納得せざる得ないですからね。
そして最後に患者さんに伝えるまえに、病院に伝えてもらいたかったですと。 そうしないと信頼関係が壊れますよねと。
その点については謝罪を伝えた。
こうして病院呼び出し事件は膜を閉じた。
薬局に帰ってみると、興味津々で皆に聞かれた。 かくかくしかじかと説明すると口をそろえて「えー!」と驚いていた。
やっぱりおかしいよな。
まあいいか、たぶんあのおばあちゃんは地元の実力者か、縁戚関係の方か、わからないけど相当に文句を言われたのかかもしれないなと。
何とも言えない日であった。 これでおばあちゃんが納得して薬を飲んでくれればいいのかなと思います。