透析にならないために
透析にならないために
今腎臓の処方を開発してモニターしていますが、だんだんわかってきました。 腎臓の働きは血液検査で簡単にわかります。
それはEGFRとクレアチニン、尿素窒素です。
EGFRは一分間に何mlの血液が濾過できるかという項目です。 現在60以上が正常値とされています。
クレアチニンは1.0以下が正常値とされています。
しかしこの2つはあまり正確ではないことがわかってきました。 きちんと測ればいいですが、健康診断で出てくる数字は、EGFRは推定値であり、クレアチニンは激しい運動をすると上がってしまう項目です。
しかし最後の尿素窒素は腎臓が濾過しきれなくなった代謝物です。これが8mg~20mgが正常値とされています。
EGFRが60以下で尿素窒素がたまり始めて、30以下ですと顕著にたまってきます。
この尿素窒素は體にとって毒ですから早く出したいものです。 しかしこれがたまってくると、なんと血流脳関門を破壊してしまいます。
製薬業界にいればこの血流脳関門というのは壊れないことが前提で話がされていましたが、現代医療では血流脳関門は破壊されることが当たり前となっています。
血液脳関門は脳を守るための門番であり、この門番を突破するのにどうしたらいいのか製薬業界は研究をしてるわけです。
大抵のものはこの門番は通れません。しかしエタノールは突破できるので酔っぱらってしまうわけです。
尿素窒素は脳内に入ると、神経を変性させてしまいます。 これが認知症になる原因ということまでわかっています。
怖いですね 腎臓が悪くなると認知症になる可能性が高くなるのですから。
たぶんパーキンソン病も腎臓が絡んでいるかもしれないです。
これからは尿素窒素はつねに監視しておいた方がいいです。 20mg以下が正常ですのでご注意ください。