腎臓機能に要注意
腎臓機能に要注意
現在日本の透析患者は34万人。 2024年にようやくピークアウトしました。
透析予備軍は1330万人といわれています。 また糖尿病から40%が透析に移行します。糖尿病は552万人といわれています。
この552万人の40%が透析になってしまいます。 すごい数です。
また糖尿病予備軍は1000万人といわれており、深刻極まりないです。
日本医師会、薬剤師会では、この深刻な状況から慢性腎臓病への注意喚起を2024年から始めました。
医師会では腎臓に負担をかける薬剤の回避、薬局でも疑義をして腎臓に負担をかけない薬への変更などしています。またお薬手帳に腎臓のシールを貼って注意喚起をしています。
身近なところでは、鎮痛剤ではロキソプロフェン、ジクロフェナクを疑義して避けていたりしています。
添付文書でもEGFR30以下の患者への投与を避けるべきという表記が増えてきたように思います。
腎機能は自覚症状がまったくないので、悪化してきたら最後末期ということはありえます。
血液検査ではクレアチニン値(1.0以下正常値)、EGFR値(60以下)を注意してみてください。
さらに尿素窒素は特に重要です。 もち検査値になければ尿素窒素もいれて測定してもらった方がいいです。
この尿素窒素はEGFRが60を下回ると、徐々に蓄積し始めて、30以下であれば顕著に蓄積していきます。
そして蓄積した尿素窒素は人体にとんでもないことをします。 それは医療業界では壊れないとされている、血流脳関門を破壊してしまうのです。
この人体の最強の関所を破壊して、脳内に尿素窒素が入り込み、脳細胞を破壊します。
そして認知症などの神経変異症をおこします。 おそらくパーキンソン、ギランバレー症候群もそうかもしれません。
尿素窒素は大変重要なマーカーです。 20を超えるようなことが長期間続けば記憶力、判断力は低下し認知症を発症するでしょう。
どれほどの高値が何年続くと発症するのかはデータがないのでわかりませんが、尿素窒素が脳神経を破壊することは間違いないようです。