最近の咳について
最近の咳について
医療分野において咳止めが不足しています。 それも咳が止まらないということでよく相談受けます。
関には2種類あります 中枢性の咳と末梢性の咳です。
中枢性というのは脳のことで、異物がはいったときに排除するのに使います。
末梢性の咳は喘息のような咳で、脳の指令は無関係に反射的に起こる咳です。
咳止めのほとんどは中枢性の咳止めですので、末梢性の咳であれば効きません。 その逆もしんなりです。
現場で見受けるのは末梢性の咳が多いことです。
寝るとき、朝起きるときに出る咳、寝ていてもでる咳は末梢性とみていいでしょう。
また吐きそうなひどい咳、連続するような咳、痰が絡んでいるなど、実に特徴的です。
このような咳で寝るとき、朝起きるときにでるのは麦門冬湯がいいです。 できればお湯でといてお茶のように飲むのがいいです。
さらにひどくなっていて寝ていてもせき込むようになると、五虎湯がお勧めです。発熱が続いているのであればなおさらです。
しかしこのような症状では百日咳、マイコプラズマの可能性もありますので受診された方がいいですね。
抗生物質を飲むことになる可能性があります。
咳止めの薬が市場にはなくなってしまい、薬局は大変な事態となっています。
せき込んでいる人にはなるべく近づかないようにした方が無難です。 和多志はエキナセア飲んでいるので問題なしですが。