文献情報 テトラヒドロスチルベングリコシド刺激歯髄幹細胞由来条件培地は細胞活性および抗炎症を増強する
テトラヒドロスチルベングリコシド刺激歯髄幹細胞由来条件培地は細胞活性および抗炎症を増強する
Journal of Dental Sciences Vol.16 No.2 Page586-598(2021)
歯髄幹細胞は種々の組織の再生に寄与し、他の間葉系幹細胞に対する優れた増殖、免疫特権、および抗炎症性を有する。テトラヒドロスチルベングリコシドは歯髄幹細胞の前述の特性を強化するだけでなく、自己再生及び再プログラミング様能力も促進する。 しかしテトラヒドロスチルベングリコシドが直接、または間接相互作用機構を通して前述の性質と能力を強化するかどうかは不明である。 この知識ギャップに取り組むために細胞の活性と抗炎症特性に及ぼすテトラヒドロスチルベングリコシド刺激歯髄幹細胞由来条件培地の影響を調べた。 歯髄幹細胞を様々な濃度テトラヒドロスチルベングリコシドで処理して、テトラヒドロスチルベングリコシド刺激歯髄幹細胞由来条件培地を製造し次に収集して分析した。関連タンパク質の分泌を増強し人皮膚線維芽細胞、,人歯肉線維芽細胞の増殖を増加させることを確認した。さらにテトラヒドロスチルベングリコシド刺激歯髄幹細胞由来条件培地は両細胞でサイトカインのリポ多糖類刺激mRNAレベルを有意に減弱し創傷治療能力を改善した。~中略~
テトラヒドロスチルベングリコシドは細胞活性、抗炎症に対して有益な効果を有すると結論した。
テトラヒドロスチルベングリコシドは何首烏の成分であるが、この何首烏が歯の健康にまで影響しているなんてね。
でも考えて見れば、長寿というのは健康な歯に通じるのでしょう。 人間食えなくなったら終わりですから。