SARS-CoV-2ウイルスに対するショウガ成分の作用：治療的および理論的アプローチ。

Parasite epidemiology and control. 2024 May;25;e00347. pii: e00347.

本研究では、ショウガ抽出化合物であるジンゲロール｛（1-［4′-ヒドロキシ-3′-メトキシフェニル］-5-ヒドロキシ-3-デカノン｝ (1)、Zingerone{(4-(4-Hydroxy-3-methoxyphenyl)-2-butanone)}(2)、Shogoals{(E)-1-(4-Hydroxy-3-methoxyphenyl) dec-4-en-3-one)}(3)をSARS-Cov-2阻害剤として検討した。抽出された化合物がウイルスのスパイクと相互作用することで、ウイルスの繁殖を制限したり、体の免疫系がウイルスを検出する時間を与え、その結果適切な抗体を産生する可能性がある。6-311G(d,p)基底セットのGaussian 09、UCA FUKUI、MGL implement、DSV、およびLigPlusソフトウェアを使用した。全電子密度(TED)、FUKUI関数、ミリカン電荷を用いて吸着の活性部位を同定した。さらに、ドッキング解析により、ウイルスの複製阻害は結合エネルギー（Eb）とリガンド効率（LE）に依存することが明らかになった。ドッキング研究の結果、SARS-CoV-2に対する研究化合物の阻害能力は、2＞3＞1の順であることが明らかになった。

ショウガの成分がなんとコロナウィルスに対して抗ウィルス作用があるということです。

漢方では葛根湯、麻黄湯がコロナに使用されている例を見ますが、ショウガが効いているとは。

しかし麻黄湯はショウガが含まれていないので、また別の成分が効いているのでしょう。