法規制 機能性表示食品について

法規制 機能性表示食品について

 

ヘルスケア業界は機能性表示食品一色といっていいほどになってきました。品目だけでいったら2023年11月現在で7000品目はあります。ダミーでとっている会社もあるので正確ではありませんが。

 

製造販売する方からすると、SR(システマティックレビュー)で有効性がうたえるのは、実に魅力ですが、一方誰でもできてしまい、すぐにコピー商品がでてくるので、お金のある会社は自社で人試験を行い、機能性表皮食品の届け出をしています。

 

SR費用も当初は500万円と言っていましたが、現在は200万円くらいに下がってきております。

むしろSRだけではなく届け出までサポートしてくれるサービスが望まれています。

 

やってみるとわかりますが、生産関係、品質管理などトータルで理解していなければ届け出はできないからです。

 

届け出しても、とても届け出ではなく承認制度のようです。 

 

ただ特定栄養保健食品のような、関与成分以外配合することはできないわけではなく、入れ放題なところはいいと思います。費用もトクホは1億円くらいかかりますが、機能性表示食品はSRなら500万円くらい、人試験やっても5000万円くらいで済みます。

 

この費用を高いかどうかですが、医療用医薬品の開発からしたら、5000万円は格安レベルでしょう。

 

OTCの開発からしたら、本当に効果のある商品が開発できるとしたら、人試験まではやらないにしろ、SRなら安いもんでしょう。

 

健康食品の販売だけを手掛けている会社からしたら、5000万円はよほど自信がないとやらないでしょう。

ただ機能性表示食品を取ったとしても、健康増進法、景表法、薬事法への注意は必要で、特に景表法で罰則が科せられる可能性は大です。

 

しかし景表法の罰則金は売り上げに対してたった3%なので、税金と割り切ってやってみるもの手かもしれないですね。

 

100億円の売り上げでたった3億円でいいのですから。