胃腸薬
胃腸薬
胃腸薬と一口にいっても、たくさん種類がありますが、大きく分けて3つあります。
胃酸を中和する、抑える
傷ついた胃壁を修復する
胃の働きを高める
以上3点です。
胃酸を中和する 抑える
胃酸を中和するのは太田胃散が代表選手です。
胃酸を押さえるのはガスターです。
ガスターは現在も病院でも薬局でも販売しています。
胃酸を押さえることで、出過ぎた胃酸による胃粘膜への攻撃を収めることができます。
傷ついた胃壁を修復する
これにはセルベールが代表選手です。 今も病院でも薬局でも大活躍です。
傷ついた胃粘膜の修復をしてくれます。
胃の働きを高める
これは薬局なら調律胃腸薬で、胃の動きを高めてくれます。
他にも機能性ディスペプシアに効果的なのは六君子湯です。
機能性ディスペプシアは食欲はあるのだけど、少したべるとすぐにおなかが
いっぱいになってしまいます。
その理由は長年不明でしたが、グレリンというペプチドホルモンが胃の働きを司っているようで、このグレリンがでないと、食事を始めたときに、ヒョウタンみたいに胃袋が収縮して食べた食物がいきなり胃底部へ流れ込むことがありません。
しかし機能性ディスペプシアになると、この働きがなくなり、ヒョウタンみたいにならないので、食べた食物がいきなり胃底部へ流入してパニックになってしまうということがわかりました。
病院の薬ですと、アコファイドが適応をもっていますが、胃カメラをやって以上がないことが確認できないと処方されないのでハードルが高い薬に
なっています。
薬局で買える薬は、六君子湯があります。
六君子湯はグレリンの分泌促進作用が確認されている漢方薬です。
漢方薬でここまで研究されているのは珍しいですね。
もし食欲はあるのだけど、すこしたべると満腹感を感じて量が食べられないということであれば、六君子湯を試すものアリだと思います。