ノイバラ(野茨)
ノイバラ(野茨)
日本のノイバラは白色ですが、ヨーロッパはピンクのようです。
秋には赤い果実をつけます。 これは生薬名は営実(えいじつ)といいます。
生薬的には営実は下剤となります。 秋に実がなるから下痢するか試してみるか
学名 Rosa multiflora もちろんバラ科
原産地はなんと珍しく 日本! 帰化植物ばかりだったので原産地が日本と聞くとなぜかうれしい。

食用
果実、種、茎と食用にできます。
果実 – カロテン、ビタミンCを豊富に含みます。さらに若葉はビタミンCを100gあたり200mg以上含みます。
種子はビタミンEを含みます。
薬用
果実:解毒剤 抗がん剤 収れん剤 低血糖
種子:下剤 利尿剤
根:鎮痛剤 駆風薬(胃腸にたまったガスを抜く)
成分:果実にはムルチフロリンが含まれており、下剤の成分とされています。
すごいですね。ノイバラってこんなに作用があるなんて。先人たちはこのような野草を生活に取り入れて病気にならないよう注意していたのですね。
私はひそかに利尿剤というのはひょっとして腎臓に効く薬ではないかと勘繰っています。
花言葉 素朴なかわいらしさ
撮影地 福井県